失敗から学んだこと。何でも屋の丸山さん。

クロス職人丸パパブログ

こんにちは。丸パパです。

介護職員時代のお話をしたいと思います。

全力で取り組んでいた仕事なので、転職して介護職としてのキャリアは無くなったけど、12年続けて来たことの経験値は無駄ではなかったように思います。

ほとんどの人が年上という状況の中、責任ある立場につき、時には指導。そんな私が、仕事を見極め成果を出せなかった体験談をお話したいと思います。

成果の出し方のブログ書いてもつまんないしね。失敗からの学びも大事ということです。

きっと見極めることが出来ていれば、もっと効率よく成果を上げることができたんだろうし、その頃はそのことに一生懸命で考えている余裕がなかったけど、離れたことで今ならわかることがあるので、そのことについて触れようと思います。

日本の労働者の出世意欲は世界最低?

「現在の会社で管理職になりたい」と回答した人が最も多かった国はインド(86.2%)、次いで、ベトナム(86.1%)、フィリピン(82.6%)で、日本は最下位の21.4%だった。

「会社で出世したいかどうか」を5段階評価で答えてもらったところ、最も高かったのはタイ(4.7)で、以降、フィリピン(4.6)、インド(4.5)と続く。こちらの項目でも日本(2.9)は最低だった。

※人材サービスを手掛けるパーソルグループ傘下のパーソル総合研究所(東京・港)がアジア太平洋地域のビジネスパーソンを対象にアンケート調査

この結果から日本人がそういう傾向にあるのがわかります。現場経験者の私も福祉・介護の業界は、出世意欲のある職員はとても少ないと感じていました。

リーダーを頼まれれば「やりたくない」

委員会で委員長は「やりたくない」

会議の現場では「発言しない」   そういうところは少なくありません。

そこで、手を上げ、成果を上げていけば自ずと出世することは間違いないと思います。もちろん仕事を手抜きしているようではその土俵にすら立てません。

真面目に積み上げれば出世できちゃいます。

責任のある仕事につき、信頼を得た職員が潰れていってしまう原因。。。

それは・・・なんでも屋になってしまった。

ここに私の原因があったと思います。

私の所属していた会社では事務職の「総務」=「なんでも屋」と言われていたので、それが当たり前と思っていた。さらにずっと現場職だった私は、そういうものだと思ってしまっていた。それがいけなかった。

総務だからなんでも屋、いろんな本にもそのように書かれていますが、なんでも屋だからどんな業務もこなしていくのではなく、その中でもちゃんと見極める必要があったということ。

「ちょっと時間ある?」「今何かしてる?」と聞かれ、なんですか?と返すと「頼みたいことがあるんだよねー」と言われ、今やってるの終わってからでいいからさ。とポンと投げられ受けてしまう。その間にも業者との打ち合わせがあったり、社会保険関係、やるべき業務はある。

それ必要?というような雑多な仕事の依頼も多々あります。必要か聞いたところで、やらないよりやった方がいい。という謎の理屈。このやらないよりやっと方がいい。というのは本当に気をつけた方がいい。・・・阿保だ。

やらなくてもいいことに時間を割かれ続けた結果。今まで成果を出してこられていたとしても、この意味のないことへの成果を求められ、さらにはそこに割かれた時間により本来やらなければいけない業務に支障をきたし、その業務の成果も出せなくなってしまう。そんなことも起こりうるのである。

もしこれを読んでいる人が管理職の立場にある人だとしたら、今一度考えてから部下に発信して欲しい。それが今本当に必要なのか。ということを。このくらい考えといてくれないと部下が「これって必要あります?」と聞かれてきたことにすら、ムッとし反論、押し付けてしまうように思う。

といってもそんな優良な上司ばかりではなく、ポンポンと自分の業務を行うために部下へ業務を振ってくる。

では、私はどのように対応するべきだったのだろうか。

そういう仕事を切り捨てていく必要があった。

具体的にどうしたら良いか。会社にとってプラスとなる仕事、今やっている仕事でもいいのですが、今取り組んでいる業務のクオリティを高めるために時間を取ることが難しい。などと言って断ること。

それでも上司は言い寄ってくることでしょう。なので、それを捨てられるような技術を身につける必要があります。

捨てる技術をつけるには・・・。

まず、自分の仕事のやるべきこと(目標・目的)を明確にすること。

もう一度言います。「明確に」です。

明確にして落とし込むことで、今必要なことが見えてきます。自ずと何が不必要なのかもわかることでしょう。

目標を明確にしていないと、どのようなことが起こるのか。

上司に仕事を振られたとしてもうまく断ることが出来なくなってしまいます。

「今時間ある?」と聞かれたことに対し「時間なくはないです」なんて曖昧な答えをしてしまうことよくありませんか?これは一番よくない返しです。

まず、聞かれたら反射的にYESかNOで答えるのではなくまず、業務内容を聞いてください。

業務内容が思いつきや今必要のないことだったとしたら、ここでうまく断ります。ここで「明確に」していた内容が役に立ちます。今やるべきことがわかっていないと断る根拠すら持つことができませんから。

そして、そのやるべきことが自分の中で落とし込まれていると、重要性を持って説明することができるのです。

このような対応は上司に嫌われる可能性もありますが、ここで重要なのは「嫌われないこと」ではなく、「何でも屋」と思われてしまうことです。

何でも屋に成り下がってしまうと、こき使われるけど、結果的に成果のある仕事に手が回らず、成果が出ない。そういう状況に陥ってしまいます。

でも、安心してください、仮に上司に嫌われたとしても、あなたは成果を残すことができ、その周りからの信頼は確実なものとなっていくはずです。

こういうことに早く気付けてさえいれば、私ももっと自分のやりたい、かつ会社に有益なことに取り組むことができていた。かもしれない。

私がどちらかというと、言われた仕事をちゃんとこなしていくタイプ。そのままではさらに上の立場につくのは難しい。ということもわかったような気がしました。

出世をするしないは自由ですが、このような対策・思考を知っているだけで、今ある仕事のクオリティも上がっていくのではないかと思います。

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